2012/05/05 12:43閉じる
宮本武蔵、誰が一番適役ですか?映画、テレビ、舞台等でおなじみの宮本武蔵ですが、いままで演じた役者の中で誰が一番適役でしょうか?わたしは中村錦之助(萬屋錦之介)です
最近、内田吐夢監督の中村錦之助主演宮本武蔵(1~5部)を見たのですが、絶品でした!! 特に巌流島での決闘、鬼気迫る錦之助武蔵には圧倒されました
小次郎役のあの健さん(高倉健が)小さく感じられました・・・・
ああ~嬉しいなぁ・・・私も大好きなんです!内田叶夢監督で主演/萬屋錦之助の宮本武蔵は、数ある宮本武蔵作品でも、群を抜いています。ほんとうに絶品ですよね!巌流島の戦いにおける錦之助の少し初老になったような、鬼気迫る顔と、言葉の一つ一つが凄まじく生きています。あの作品の素晴らしさは、脚本に内田叶夢自身が入ってるんですが、殆ど原作とセリフが同じなんですよね。だから、吉川英治の小説を読まれても同じように感動されると思いますよ。巌流島の戦いでは、武蔵が小次郎に「小次郎破れたり!」って言いますよね。原作は「小次郎、負けたり!」って書いてあるんです。この部分だけ変更してるだけで、他は殆ど原作を忠実に再現しています。このセリフ一個一個が、ものすごくカッコ良くて、渋いんですよね。とにかく、脇を固めてる俳優さんもすべてが演技派で、中身の濃い5部作です。私は、これ以外に、2本ほど違う武蔵を見ています。一つは、三船敏郎が武蔵で、鶴田浩二が佐々木小次郎の宮本武蔵です。これは3部作でまとめてあります。確か、アカデミー外国映画賞を取ったと記憶しています。監督は三隅研次です。しかしながら、内田叶夢の武蔵と比べると、はっきり言って、話になりません。セリフから撮影、すべてにおいて、見るのに疲れてきます。もう1点は、高橋英樹が宮本武蔵で、田宮次郎が佐々木小次郎の武蔵です。この作品は、1話完結です。吉岡道場の一乗寺下り松の決闘から、巌流島まですべて1話で話を終えています。こちらは三隅研次のものよりは、良かったと思いますが、どちらかというと、武蔵の内面を描いている部分が多かったです。二人の決闘シーンが出てくると、武蔵が心の中で、「奴はこう動く・・・すると奴の太刀が斜めに入ってくるので、俺の右目は死角になる、これでは負けるそうだ、俺はこう踏み込もう・・・すると奴はきっと、こう来るに違いない」見たいな心のセリフが多い映画だったです。これはこれで、面白い点もありました。後は、NHKの水曜時代劇というのに、役所広司が宮本武蔵をやっていました。これは連続ドラマで、けっこう長い間しましたが、役所の武蔵は似合ってましたが、脚本が面白くなく、内容的にはイマイチでしたね。また近年、NHK大河ドラマで、市川海老蔵が宮本武蔵をやりましたが、こちらは空前の低視聴率で内容的にも最悪でしたね。まず、暴れん坊の武蔵(たけぞう)に、人間形成をさせるために、沢庵坊は、姫路城に幽閉させて、修行させます。過去の聖人・偉人は、万巻の書物を読んで、人格を形成していった、おまえも、この中を母の体内と思い、書物を読んで生まれ変われと言われます。あの3年間の幽閉が人間として無明であった自分に光明の光を与えたのだと思うのです。しかし海老蔵の武蔵は、幽閉させて一週間で逃げてしまいました。これでは、武蔵の人間形成はどこから作られたのか分かりません。以上、やはり、萬屋錦之介の宮本武蔵は最高級です。最高の宮本武蔵ですよね。この映画を理解して頂けるあなたも、また最高です。仮に今、新たに宮本武蔵を作るとしたら、誰が良いでしょうか?いろいろ候補は挙がると思いますが、年齢的に25歳~35歳くらいまでの人じゃないと、あの作品は出来ません。私が候補に挙げるとしたら、本木雅弘さんと、高岡蒼佑さんですね。この辺りがよく似合うような気がします。以上、長くなりましたが、余りの嬉しさについつい書いてしまいました。